今年は株価が不安定に見えるので株式投資はしません!とか言っておきながら実はちゃっかりと複数銘柄を少量購入して運用している、どっちつかずの男エヂです⎛´・ω・`⎞
そして、アタシが購入した株銘柄の中に花王があったんだけど、そんな花王が昨日マーケット終了後に決算を発表…数字は良いものの、見通しが良くない事から株価は急落中…ぁぁ…花王よ…_(┐「ε:)_
2.2倍増益、2円増配へ
花王の12月期の決算内容なんだけど、2023年12月期の最終益が438億円だったのに対して、2024年の予想最終益は980億円と2.2倍に増益!
1株の配当は150円から152円に増配、これでまたまた35期連続で増配する事になった…
と、これだけ聞いたら嬉しい話なんだけど、直近の業績が凄く悪くなっており…結果的に株価は急落…アタシが購入した他銘柄は好調な中、壮絶に足を引っ張ってくれる結果になった…_(┐「ε:)_
過去から花王にはかなり儲けさして貰って来たのもあるので、ここは配当を楽しみに株価を見ないようにするのが精神衛生上正しいのかなぁ…と思いつつ…
コロナ前は¥9000円を超える株価だった花王…必ずまたいつかあの高みに戻るとは思ってるんだけど…どうやら今じゃ無いみたいですな…_(┐「ε:)_
花王の抱える問題
花王の問題点は移り気な中国市場での売り上げが低迷している事であり、元々好調だった紙オムツがダメになった2023年9月には現地生産していた「メリーズ」の生産を終了、この時点で構造改革費用として600億円を計上した時には「悪い材料は出尽くした」としてマーケットは良い風に受け取り、株価が上昇したのは記憶に新しい
元々、日本製の紙オムツというのはそのイメージと安全性から中国で凄く人気があり、当初花王が生産を始めた時は確かに大きな需要があったんだと思う
でも、中国の人は基本的に中国内にあるものは「偽物かもしれない」と考える傾向にある事もあり、実際に一番需要があったのは日本から輸出される紙オムツだったり…そしてその後、中国製紙オムツの品質も良くなって来たのもあって安価な中国製に取って代わられた背景というのはあると思う(現在進行形)
現状、中国の1年と日本の1年っていうのには大きな隔たりがあると思っていて…あっちの企業の商品開発力や他社製品のコピー能力というのはもの凄いスピード、且つ恐ろしい技術革新をもたらすんだ…
で、その後も化粧品事業が日本製品の不買運動…これは福島第一原発の処理水海洋放出の問題なんだけど、これによって中国国内で日本製品の不買運動が起こり、化粧品事業部の業績が悪化…
今後もこの中国の風に振り回されるのが花王の不安定要素なんだと思う
ヨーロッパのブランドの強力なブランドイメージと違い、「日本製だから」という理由だけで日本製品が売れる時代というのは間違いなくもう終わっていると思う…
ヘルシア事業キリンへ譲渡
丁度、7日前の2024年2月1日にYahooトップを飾った「花王、茶カテキン飲料「ヘルシア」を譲渡」というニュース…
何を隠そう、このお茶こそアタシのフェイバリットティーであり、冗談抜きで3日に1回くらいの頻度で飲んでいるんだ
故にこのニュースはアタシ的には割と衝撃だったんだけど、実はこの「ヘルシア」も最近はライバル製品の乱立によってパッとしなくなってたんだろうなぁ…って思うのだ
ヘルシアと言えば、セブンイレブンが比較的頑張って仕入れ販売をしてるイメージで、ローソンは扱いが無い店舗が多いし、最近は取り扱いがあったセブイレでも姿を消しているのを確認しており、仕入れ担当の店員さん曰く「だって、アレあんまり売れないんですよねぇ…」という話もあったりする…
体脂肪や内臓脂肪に関する長年の研究を経て、2003年に茶系飲料としては初めての特定保険用食品(トクホ)として発売され、これまで累計31億本を販売してきたんだけど、10年が経過するとどんな商品でも廃れてくるものであり、花王はこれを盛り返すよりキリンに譲渡する道を選んだ…という事らしい
一方で、キリンの方はというと手持ちのトクホ製品はメッツコーラくらいだから、サントリーに対抗する意味でも茶系飲料というのを持っておくのは悪く無い…という判断になったのかもしれない…
因みに譲渡実行日は2024年8月1日が予定されているので、ヘルシアの味や見た目が変わるのであれば今年8月以降…って事かな
個人的には割とビッグニュース…
いずれにしても花王の株価は暫く低迷が続きそうな雰囲気ですな…⎛´・ω・`⎞